マン・インベストメンツ社「マン・ディレクショナル・リミテッド」
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そもそもディレクショナル戦略とは
「マン・ディレクショナル・リミテッド」は、文字通り、「ディレクショナル投資戦略」を採用しています。
「ディレクショナル投資戦略」とは、市場動向の方向性を利用して、収益を狙う戦略のことで、値上りが見込まれる資産のロングポジションと、値下がりが見込まれる資産のショートポジションとを、柔軟に変化させることで収益獲得を目指すものです。
世界中の様々な市場に広く投資を行い、市場の非効率性やトレンドを見極めることで収益を狙う仕組みのため、理論的には上昇・下降相場いずれからも収益を得ることができます。
株式ロング・ショート戦略、ショートバイアス戦略、グローバル・マクロ戦略、マネージド・フューチャーズ戦略などは、いずれもディレクショナル戦略に分類されます。
マン・ディレクショナル・リミテッドの投資配分
「マン・ディレクショナル・リミテッド」は、ディレクショナル戦略の中でも主に「マネージド・フューチャーズ戦略」に投資配分の重きを置いています。さらに、詳しく戦略を見てみると、3つの戦略に分類でき、それぞれに個別マネジャー(運用会社)を設定しています。
1. 長期トレンド・フォロー戦略
マン AHLに代表されるトレンド・フォロー戦略で、以下のマネジャー(運用会社)に投資配分しています。
- AHL(12%)
- Winton(12%)
- BlueTrend(12%)
- TransTrend(10%)
- Altis Partners(12%)
※括弧内は投資配分割合。また、投資配分は、2009年08月24日案のもの。
2. 短期売買戦略
証券や為替の短期的な値動きから、投資機会を発掘して収益を狙う戦略のことです。短期間というのは、数秒から数日、または数週間程度のものを指すことが多くなっています。
- Quantitative Investment Management(15%)
- Alpha Quest(5%)
- John Locke(5%)
- Kaiser(5%)
※括弧内は投資配分割合。また、投資配分は、2009年08月24日案のもの。
3. マルチ・ストラテジー戦略
文字通り、様々な戦略を組み合わせた戦略のことです。分散効果により収益を安定させる一方で、変動率を抑えるのが狙いです。また、その時の市場環境に応じて最適な戦略への配分比率を上げるなど、柔軟な運用が可能となっています。
- Lynx(12%)
※括弧内は投資配分割合。また、投資配分は、2009年08月24日案のもの。
すべての戦略に共通しているのは、以下の3点です。
- 相場の方向性(上昇・下降)に関わらず、収益を得られる機会があること
- 多くの市場で広範な資産クラスにおける投資機会を得ること
- 厳格な規制の設けられた取引所で、流動性の優れた資産に主な投資をしていること
メリットとデメリット
この商品のメリット・デメリットを以下にまとめておきます。
メリット1: 業界最高レベルの優秀なマネジャーへ、少額で分散投資することができる
投資配分予定の戦略マネジャーは、運用資産残高が世界で最も大きなマネージドフューチャー戦略マネジャーに数えられており、かつその多くが同戦略のランキング『平均年率収益率トップ20(AUMが2.5億ドル以上かつ運用実績5年以上に限る)』に入っています。(2009年4月現在)
また、それぞれが運用するファンドの最低投資金額は数千万円~1億円というものばかりなので、通常であれば個別に投資することも難しく、この商品と同じポートフォリオを組むためには最低でも数億円の資金が必要となりますが、「マン・ディレクショナル・リミテッド」なら、1,000万円程度から可能になります。
メリット2: 市場環境や投資機会の変化に応じ、機動的に投資配分を見直す柔軟な設計
今後の市場環境によっては、現時点で採用されていない運用戦略マネジャーを採用する可能性を留保しています。たとえば、グローバルマクロの採用などが目論見書に例示されています。
つまり、上記の優秀なマネジャーへの投資と、マン社によるマネジャー選別プロセスおよび優れた投資配分管理(ポートフォリオマネジメント)を同時に実現できるということです。
メリット3: マネージドアカウントの採用により、運用の透明性が高い
ファンドオブファンズと同様の分散効果などの利点を得られる一方で、その運用内容が事細かに把握できるという点において、より厳格な管理が行われているという安心感があります。結果として透明性や流動性が高く保たれています。これは、たとえるなら、出てくる料理が同じでも、オープンキッチンのほうが、料理人に良い緊張感が生まれるとともに、顧客からの安心感を得られるといったイメージでしょうか。
デメリット1: マネジャー、ファンド両者に手数料が必要
それぞれの個別マネジャーレベルで運用手数料および成功報酬が引かれ、さらにこのファンドからも同様の手数料が引かれる、二重の手数料体系となっています。
デメリット2: 動きのない相場では収益を得にくい
様々な戦略を組み合わせています、どれもディレクショナル戦略の1つのため、市場がほとんど動かないような場合には、収益が思うように得られない可能性があります。
商品タイプ
マン・ディレクショナル・リミテッドは、以下の2タイプがあります。
米ドル建満期時100%の元本償還保証付き債券
最低でもファンドの満期時点で、当初投資金額の100%が償還される様、BNYコーポレート・トラスティ・サービシズ・リミテッドによって投資元本の満期時償還に必要な適格担保が補完されます。
米ドル建非元本確保型のインカム型債券
運用開始以降、当初2年間において年率6%(対額面)のクーポン(利子支払いのための利札)が半年ごとに支払われます。その後、3年・4年・5年目には、年率8%(対額面)のクーポンが半年ごとに支払われます。
| 元本確保型債券 | インカム型債券 | |
|---|---|---|
| 満期時元本償還保証 | あり | なし |
| 満期時元本逓増機能 | なし | なし |
| クーポン支払い | なし | あり |
| 目標投資配分 | 100~125% | 100~125% |
| 満期償還期日 | 2022年04月30日 | 2014年10月31日 |
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